冷えピタスライムあそび
土曜日のきのねのイベントは、スライムあそび!
なんと、冷えピタからスライムが作れちゃうんです!
水に浸しておいた冷えピタからシート部分を取り外します。
洗濯のりなどを混ぜてできあがり!
不思議な感触に、みんな大興奮でした!
みんなが大好きな感覚あそびのねらいは、「識別系」という脳の機能を育てることです。
特別な支援が必要な子の中には、触覚などの感覚につまずきを抱えていることで、「原始系」という、本能的な脳の働きが優位になっている子が多くいます。
「原始系」の働きは、分かりやすく言えば、動物が生き残るために本能的に備わっている働きのことです。
動物は、喰うか喰われるかの世界。
生き残るために、食糧になるものが見つかれば、本能的に取り込もうとします。
また、逆に襲われれば、反射的に逃げるか、相手を攻撃します。
生き残るために、獲物はいないか、襲ってくるものはいないか、常にセンサーを張り巡らせているのです。
この「原始系」の働きが優位になっていることで、自分のペースを乱されたり、否定されたり、パーソナルスペースに入ってこられると、反射的に相手に噛みついたり、引っ掻いたりしてしまうお子さんがいます。
反射的ということは、無意識です。頭では分かっていても体が勝手に反応して相手を傷つけてしまうことがあるのです。
この、自分を守るための反射的な行動は、触覚防衛反応とも呼ばれます。
それで、多くのお子さんが困っています。
それでは、この「原始系」の働きをなくしていくにはどうしたらいいのでしょうか?
「原始系」は、下位の脳といわれる、「脳幹」で働きます。
高度な脳の「大脳」で働く「識別系」という機能が発達してくると、「原始系」の働きを押さえてくれます。
「識別系」とは、例えばカバンの中から見なくても手探りでスマホを取り出せるような働きのことです。
「識別系」が育ってこれば、「原始系」の働きにブレーキをかけられる、というわけです!
「識別系」を育てるには、意識的に物をさわって形を当てるなど、意識的に触覚を使っていくことが大切になってきます。
そこで、このスライムあそび。
ベタベタして苦手だな、と思う感触の物でも、興味や楽しい!という気持ちから、意識的に触覚を使って触ることができます。
「どんな感触かな?」と、しっかり注意を向けながら触ってみることで、感覚あそびで楽しみながら、識別系も育てていくことができるのです。
きのねでは、様々なイベントを企画していきますが、「楽しい!」はもちろん、楽しくあそびながら、子どもたちの生きづらさ軽減していけるような活動に取り組んでいきたいと思います。