児童発達支援/放課後等デイサービス/保育所等訪問支援 春日井市の「きのね」

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正中線と戦いごっこ


スポンジ棒を持つと、すぐに始まる戦いごっこ。

やーっ!!

戦いごっこは危険?

やめさせるべき?

実は、戦いごっこもきのねの大切な支援となります。

もちろん、戦う時は相手の顔や頭を叩かない、スポンジ棒とスポンジ棒で戦う、というルールの中で取り組みます。

支援の必要なお子さんの中には、正中線という、脳や身体の中心軸がしっかりできていない子が多くいます。

そうすると、自分の身体の真ん中を越える動きが難しくなり、戦いごっこをしても、右手で持ったスポンジ棒で左の方を当てることが難しくなる、というように、様々な身体の動きがスムーズに行かなくなります。

また、身体の軸がしっかりしていないことから、姿勢保持が難しくなったり、注意の向けどころが分からず注意散漫になる、利き手が定まらない、利き手の反対側の手をうまく使えず、食事場面や書字で問題が生じる、といった様子が見られます。

右脳と左脳がうまく役割分担を果たせず、柔軟に考えることが難しくなる、というのも見逃せません。

戦いごっこで、楽しく身体を動かしながら、正中線をまたぐ動きをたくさん取り入れ、身体の中心軸を作っていき、様々な生きづらさの軽減を目指していきます。