ボールプール
きのねに新しいボールプールがやってきました。
小さい子たちは大喜び!
大きい子だって入ります!
異年齢の子どうし、仲良く一緒に入ります。
星やハートの形、見つけたよ。
よーく見ると、丸いボールの中に、星やハートの形も混ざっています。
実はこれ、触覚の「識別系」という機能を育てるために、意図的に入れてあります。
生きづらさを抱え、発達の困難さを示す子どもの中には、触覚機能がうまく働かず、「原始系」という、簡単に言ってしまえば、動物の本能的な働きの部分が残ってしまっている場合が多くあります。
「原始系」の働きが残っていると、触れた物がエサだったら取り込む、敵だったら逃げるか闘う、という本能により、「防衛反応」が起こります。
この防衛反応が、感覚過敏や、手が出る、噛みつきなどの行動に繋がっていきます。
爪かみなどの自己刺激行動や、偏食も、「原始系」とは無縁ではありません。
反対に「識別系」とは、触ったものへ注意を向けて、大きさ、形、素材などを判断する働きです。
大脳が発達し、この「識別系」が育つことで、「原始系」の働きにブレーキをかけてくれるのです。
「識別系」を育てるには、ふれあいあそびや、泥あそびなどの他に、「注意を向けて意識的に触る」ことが大切になってきます。
そんなわけで、楽しくあそびながら「識別系」が育つよう、ボールプールの中に、敢えて大きさや形のちがう物を入れてみました。
カラフルでとてもかわいいボールプールに、子どもたちたけではなく、スタッフも大興奮の一日でした!